松屋のメニューを全制覇しました
そう、松屋のメニューを全制覇したので、満を持してエントリーにまとめたいと思います。
ブログ名がおそば湯屋の割におそばを紹介したことありませんね。おそ松屋……?おそ松屋……
そもそも、ぼくは松屋に行くことがあまりありませんでした。
が、去年の暮れ頃、店頭に幟が出ていて、旨辛ネギたま牛めしがそこそこおいしくて安く食べられるということでちょくちょく行くようになりました。
そういえば、旨辛ネギたま牛めしが目の前に出されてさあ食べるぞというところでお椀を傾けたら載ってる半熟卵がつるんとテーブルに落ち、ティッシュで拭って、ひどく虚しい気分になったことがありました。
そんなこともあって、ぼくの中で松屋に対する特別な感情、憎悪が芽生えました。
正直、他のメニューには大して興味がありませんでした。
大体、松屋での食事というのは殆どの人にとって作業に近いでしょう。
深夜から明け方にビールを飲んで長居しているおじさん達はたまに見ますが、料理を楽しむ場という感じでは決してない。
いかに安くカロリーを摂取するかというハードな世界なわけです。
そんなこんなで落とした半熟卵のことで逆恨みをして鬱屈した想いをぶつけるように通う程度の松屋ライトユーザーだったぼくなんですが、1月9日で豚めしがなくなると聞いて、記念に食べておこうかなと松屋に行くことにしました。
その時、やっぱり記念なので、カメラに収めて画像をアップしたんですが、数日前にデミたまハンバーグ定食の画像をアップしていたこともあって、図らずも、松屋に行く度に画像をアップするという流れが自分の中で組み上がってしまいました。
ぼくは思い込みが激しいのか、一度思い付いてしまうとやり切らずにいられないところがあります。
そうして熱中する時は殆ど、お金になるようなことや人から尊敬されるようなことではなく、こういうしょうもないことばかりです。
そんなわけで松屋通いが始まりました。
全メニュー制覇と書きましたが、厳密には内容的に被っているものは除外してあります。
例えば、ソーセージエッグ定食は食べましたがWソーセージエッグ定食は食べていません。
旨辛ネギたま牛めしに載っているので、半熟卵を単品で頼んだりはしていません。
ドレッシング類も一通り使いました。
カレーのスパイスは忘れてたので小さくつまんでなめてみましたが胡椒の味でした。
そんな要領で、量、組み合わせ等は度外視して、松屋に出される飲食物を一通り完食したということです。
当然のことながら、完食なので残したりはしていません。
どうでもいい経緯の説明だけで長くなってしまいました。
そろそろ写真を載せていこうと思います。
第一回
2011/12/29
デミたまハンバーグ定食
580円
1078kcal
これが松屋での最初の写真です。
食券を撮っていませんね。
味に関しては
>デミたまハンバーグ定食の味は、三ツ星レストランでの十五年間の修行を経て自分の店を構え経営が軌道に乗り始めたころ雇った従業員が金庫と奥さんを持ち逃げしショックでPTSDになり調理が覚束ず集団食中毒を引き起こし低迷し店を売り払い松屋のバイトを始めた店員が作ったと思えば食える味だった。
というpostをtwitterでしていました。
そういう味だったんでしょう。
第二回
2012/01/08
豚めし(大)
390円
899kcal
終了日の前日に食べました。
一駅先の松屋では豚肉が品切れで食券が買えなかったので、二駅先の松屋まで行きました。
記念なので大を食べました。
第三回
2012/01/15
旨辛ネギたま牛めし(並)
310円
873kcal
これが問題の半熟卵落下どんぶりです。
定価は380円です。
コチュジャン?豆板醤?みたいな辛味が利いているのが良いです。
第四回
2012/01/16
おろしポン酢牛めし(並)
380円
785kcal
ぼくが外れを引いただけなのかも判りませんが、ご飯がポン酢でビチャビチャでしょっぱくてつらかったです。
第五回
2012/01/17
ビビン丼(並)
430円
793kcal
スプーンで食すタイプです。
三口目まではおいしかったんですけど、そこで飽きてしまいました。
第六回
2012/01/20
オリジナルカレー(並)
380円
761kcal
すぐ出てきます。
たまに福神漬抜きで頼むお客さんがいました。
ぼくはカレーを食べるとルーが余ることが多いんですが、このカレーはルーが少なく感じました。
第七回
2012/01/22
定番朝定食
350円
574kcal
選べる小鉢(牛皿)
148kcal
AM5:00〜AM11:00販売の朝定食の一つです。他には鮭、ソーセージエッグがあります。
ぼくが何か勘違いしていたら申し訳ないのですが、これって卵かけご飯定食ですよね。
他に卵の使途が何も思い浮かびませんでした。
卵かけご飯はポピュラーではあるものの、鮭や目玉焼きのことを考えると、果たして定番朝定食という名を冠して良かったのか、疑問が残ります。
第八回
2012/01/23
焼魚定食
440円
590kcal
選べる小鉢(牛皿)
148kcal
魚があっち向いてますね。
この鮭は少し脂でべっちょりしていました。
ぼくは脂っこいものが苦手なので、クッキングペーパーでふきふきしてから食べたかったです。
第九回
2012/01/24
牛めし(小)
230円
518kcal
並より小さいサイズです。
女性が食べてるのを見掛けたことがあります。
味噌汁のお椀より一回り大きいくらいで小さく、肉が少なくお米も見えています。
第十回
2012/01/26
豚テキ定食
630円
940kcal
最近出たメニューです。
脂の塊でした。
我々には、ステーキというものはおいしいものだ、という刷り込みがあります。
ステーキはステーキの味さえすれば最低要件を満たすわけで、その後はおいしいかそうでもないかの二通りしかないわけです。
まずいということはあまりありません。
そんな味です。
第十一回
2012/01/27
ソーセージエッグ定食
390円
670kcal
選べる小鉢(冷や奴)
86kcal
ぼくは普段、あまり炭水化物を摂りません。
食べてもお猪口で一二杯程度の量です。
松屋のご飯というものは、ぼくにとっては非常に量が多いです。
このおかずでこの量の白米を食べ切るというのは大変でした。
第十二回
2012/01/28
豚焼肉定食
580円
764kcal
肉がぺらぺらで固かったこと以外、あまり記憶にありません。
第十三回
2012/01/29
豆腐キムチチゲセット
490円
869kcal
この卵もいまいちよく解りませんでした。
少し辛かったので卵を溶いてみましたが、よく解りませんでした。
スプーンで食べて、お箸でご飯を食べて、という感じなんでしょうか。
ご飯もスプーンで食べるのでしょうか。
卵を溶いたキムチチゲをご飯にかけるのでしょうか。
よく解りませんでした。
第十四回
2012/01/30
カルビ焼肉定食
680円
959kcal
肉が薄くて脂っこくてカルビの味がしました。
これは本当にカルビ焼き肉定食で、牛焼肉定食とは違うのだろうかと不安になりました。
店内が混んでいて出入り口付近のイスに座ってしまい風がビュービュー吹き込んで寒かったです。
この日は皇居を目指して家から22km走りました。
第十五回
2012/01/31
牛焼肉定食
630円
951kcal
前日のカルビ焼き肉定食と味が違っていたので良かったです。
脂っこくて大変でした。
第十六回
2012/01/31
カレギュウ(並)
560円
1027kcal
松屋のホームページのメニュー写真では牛肉は少なめに写っていますが、実際見ると結構盛られていました。
カロリーも大台です。
カレーに牛肉載せただけの安易なメニューだと思っていましたが、相性は結構良かったです。
ただ、牛肉はスプーンでは切りづらいです。
第十七回
2012/02/01
豚生姜焼定食
580円
798kcal
豚汁変更
180円
289kcal(みそ汁は33kcal)
とろろ
43kcal
豚汁を食べて、松屋で初めてまともな物を食べた気になりました。
豚の生姜焼きもカラッカラのパッサパサで給食を思い出しましたが、味は生姜焼きでした。
とろろはいかにも安っぽい味の刻み海苔が邪魔をして悪い磯くささが残りました。
第十八回
2012/02/02
キムカル丼
490円
832kcal
緑茶
120円
0kcal
バナジウム天然水
120円
0kcal
キムカル丼が脂っこく、緑茶と相性が良かったです。
みそ汁が写ってませんが、食べる途中まで無いことに気付きませんでした。
言ったら出してくれました。
バナジウム天然水はよく解りませんでしたが500mlペットボトル二本は飲み切るのが大変で、お腹がいっぱいになりました。
よく見るとパッケージに松屋マークが入っています。
第十九回
2012/02/03
麻婆豆腐定食
490円
カロリー不明
納豆
80円
84kcal
ビール(中瓶)
420円
210kcal
最終回です。
ビール、納豆は頼むかどうか最後まで悩みました。
アサヒスーパードライは松屋と関係ありませんし、納豆に関しては、家で誰かが納豆を食べている時は食卓に着かず空気清浄機を強モードにして一旦やり過ごし、ご飯を冷ましてしまう程に苦手です。
大変でした。
ビールはよく冷えていて、グラスもプラスチックでない物を出してもらえました。
とてもおいしかったです。
問題は納豆です。
お腹が空いている方がまだマシに感じるかと思い、早めに手を付けることにしました。
納豆が苦手な方ならお解り頂けるでしょうが、納豆をワンパック食べるということは途方も無い苦行です。
そもそも、大勢いる納豆が苦手な人の中で、ワンパックを食べ切った人は何パーセントいるのでしょうか。
ビニルの封を切り、付属のたれとねりからしを入れ、加減がよく判らないなりにグルグルグルグルと多めにかき混ぜ、醤油を少し垂らし、ご飯にかけ、ネギを散らしました。
絶望でした。
明後日の方向を見て鼻呼吸を止めながら一口食べては箸を置き、サラダを食べ、納豆ご飯を食べては箸を置き、と繰り返しました。
ワンパックはとても多く、ご飯が足りずほぼ納豆ばかりを食べている状態でした。
何でこんなつらい思いをしなければならないのかと自身を恨みながら俯いて両手で太腿をさすりながら食べ進めました。
一気に噛むのがつらいからといって、ほっぺたに溜めるようにしてしまうと余計に苦しくなるだけだと感じました。
ただ、納豆が不味いというわけではありません。
納豆特有の強い匂いを拒否するのが習い性になっているという面がとても大きいのであって、納豆そのものには味もきちんと付いているし、こういう食べ物なのだと頭では理解できます。
ただ、苦手なだけなのです。
糸が伸びるのとか、食べるのが難しかった。
最終的に納豆が残ったお椀に麻婆豆腐を入れて食べ切りました。
身体に良いんだ!健康になれるんだ!と自分に言い聞かせながら食べた結果、心身共にかなり消耗しました。
大変長いエントリーになりました。
およそ一ヶ月に亘って松屋に通いましたが、結局、松屋のことが好きでも嫌いでもないまま、変化はありません。
やっぱり、ぼくにはおそばが合っています。