高尾山〜紅葉台

11月25日 日曜日


一回目が高尾山口小仏峠で、二回目が高尾山口〜陣場山でした。


今回は三回目で、高尾山口〜紅葉台です。


紅葉を見るのが目的の登山です。


登山者の多い日曜日に事前の準備が何も無い状態で、13時台にやってきてしまいました。


高尾山口駅の改札を出てから山までの間の道は行列になっていました。


やや遠回りですが、目の前の川を渡り道路沿いを歩いていく方が格段に早道です。


13時23分に高尾山の登り口に到着。


前々回が稲荷山、前回が六号路で、今回は一号路から登山を開始しました。


今回は人が多く、立っていると通行の邪魔になる為、なかなか写真や記録が追い付きませんでした。



13時52分。金比羅台に到着。


金比羅台からの眺め。


ここで少し休憩。



これらは金比羅台で撮ったものだった気がするがおぼえていない。




リフトとケーブルカーが同じ料金(片道470円で往復900円)ってインチキくさい気がします。


爆混みでとても乗れません。


上は無料の展望台だそうですが、混雑しているし大したことはなかろうと見越し先を急ぎます。


サル園・野草園。


時間があれば行きたかったところです。


一号路は見所が多々あるので、いちいち見て回ろうとすると時間が掛かります。


この杉だけでなく、登山道の途中に露出している根っこに関してもそうで、踏んではいけません。


蛸杉のどこが蛸に似ているのか、わかりやすく蛸を置いてくれています。


親切ですね。


人が多い。


イエッセッショー


図を全く見てないけど一応撮っといた。


この階段は登らず手前まで引き返し別ルートで登りました。


14時30分。


「懺悔懺悔六根清浄」と唱えながら石臼のようなものを回転させます。


石臼のようなものに六根「鼻・舌・身・意・眼・耳」の字が彫られていて、それが回転により次々現れます。


なんで六根ある内の鼻にしたんだろ。


四天王門。


一号路は他と違い店がよくある。


なんかある。


ちゃんと見てない。


なんかやってる。


なんかある。


茶色が目立つ賽銭。


写真撮影によって行列をガンガンに詰まらせてて、怒鳴られたりしないか見てて不安になった。


人が怒り出しそうな場面というのは心臓に悪い。


左右の輪を棒で叩かねばならないのだが届かない。


手前が小天狗、奥が大天狗らしい。


スローガンに挟まれている。


この辺りで大体15時00分。


階段。


低い鳥居って良いですね。


この辺りは非常に進みが遅いです。




高尾山頂をすっ飛ばして急に紅葉台に着きました。


高尾山頂は15時35分着、10分ほど休憩した後に出発し、紅葉台には16時に着きました。


予定を大幅に過ぎてしまっていたため、チラッチラッと見ただけですぐ帰途へと就きました。


六号路で帰っていたつもりなのですが、途中から自然研究三号路に入り込んでおり、よく判らなくなりました。


どんどんと暗くなり、ライトも持っておらず、足元も見づらくなり、人も全くおらず、似た橋を四度も渡り、勾配も緩く下っている感じがせず、遠くに見える街の灯りは小さいままで、かなり焦り、何の準備もせず冬の午後から登山したことを後悔しながら早足で進み続けました。


木に覆われて月明かりも差し込まない場所をずっと進み続けていると気分が本当に落ち込んできます。


とにかく防寒具とライト数本と予備電池は必須だとよく解りました。


精神を削りながら闇の中を一時間弱歩き、17時10分になり、遠くから人の声が聞こえ始め、ケーブルカー乗り場まで辿り着きました。


遠くに見える街の灯りは何故かブルブル震えて見えました。


ビルの上から夜景を見た時などにはこういった見え方をすることはないんですが、何故なんでしょうか。


ここからは他の下山者らと殆ど舗装された道を下り続けるわけですが、これも全く安全でもなんでもありません。


道は真っ暗闇で、みんな灯りは自前の懐中電灯や携帯のLEDライトのみです。


下山していると、更に下の方にいる人達の手に持っている灯りが光の点線となって見えます。


途中、道がカーブしているところに大きな溝があり、そこで躓いて脚が膝から逆向きに曲がろうとし、ポキと音がしました。


幸い脚はなんともありませんでしたが、曲がらない方向へ曲がろうとするので驚きました。





高尾山はミシュランで三つ星を獲得し、みんなが登っている山ですが、毎年70件近くの遭難者が出ています(250万人中ではありますが)。


実際行って見れば解りますが、滑落したら死ぬんだろうな〜という感じの崖はいっぱいあり、当たり前ながら危ないです。


身動きが取れず電波も届かず声も出せず、来るかどうかも判らない山岳救助隊を待ちながら崖下で人知れず餓死していったりすることのないよう、今度からは最低限の準備を整えてから登山することにします。